【小児歯科】歯磨きの時に暴れて協力してくれない・・・
酒井歯科診療所です。
5月に入りましたね!
戸塚でおなじみの柏尾側、その中間にある「桜橋」には近隣の小学生が作った沢山の
「鯉のぼり」
がそよそよと気持ちよさそうに泳いでいました!
5月13日11時頃までの期間限定ですので、
新緑のお散歩に、ランニングに是非ご覧くださいね。
さて、GWに突入ですが、5月5日は子供の日ですね。
今回は、乳幼児、幼児の歯磨きについてお話してみたいと思います。
ブログ担当には現在5歳の娘がおりますが、
歯が生え始めた1歳半からの歯磨きの苦痛たるや、すさまじいものがありました・・・
まずは「絶対に嫌がる」そして「暴れる」
素直に口を開けてくれることなど、本当にありません。
え?!と思われるかもしれませんが、
羽交い絞めにして、必死になんとか磨いていた、という感じです。
5歳になり、認識が上がってきてやっと抵抗なく・・・
と打っていて色々思い出しました。
正に今、乳幼児を子育てされている親御様には、悩まれている方も多いのでは?
と思います。
横浜市歯科医師会乳幼児健康診査、歯科検診マニュアル
という冊子にも、乳幼児の歯科健診から特に多くあった相談のQ&Aに
「Q歯磨きの時に暴れて協力してくれないのですが、どうすればよいですか?」
というのがありましたので、回答を紹介したいと思います。
A1歳半、3歳児共通
子供にとって歯磨きは、嫌いなものという前提で行いましょう。
A1歳半
・歯ブラシの感触に慣れさせましょう。
・歯の生え方や口の中を触れる感覚は個人差が大きいので、焦らずゆっくり進めましょう。
A3歳児
・仕上げ磨きは刺激を受け入れてくれる部位、下の歯の奥3本から始めるのも良いでしょう。
・仕上げ磨きを嫌がる場合には、口のまわりや口の中を触られること、
ブラシを入れるという刺激に慣れていないことが原因
乳児は乳首以外のものを排除しようとする反射(舌突出反射)があり、
それは生後4~5カ月頃に弱くなり、6か月頃にはなくなります。
この反射が消える頃になると、衣類やおもちゃなどを、しゃぶる行為がよく見られるようになります。
この時期が歯磨き受け入れ準備期であり、口のまわりや、口の中を積極的に触る様にしましょう!
必ず段階を踏むことが大切です。
とのことでした。
ただし歯が生え始めた8カ月頃からいきなり歯ブラシを使うことはせず、1歳前後から歯の清掃に加え、歯ブラシの感触に慣れさせましょう。
3歳までの段階では
生後6か月頃から口の周りや、口の中を積極的に触る
↓
1歳前後から布や歯ブラシで少しずつ清掃を始めて見る
3歳を過ぎて嫌がる場合は、
前歯からではなく下奥歯3本(下顎臼歯部)だと、比較的感覚の鈍い箇所になるのでそこから磨いていく
と良いかもしれません。
しかし、子育てにはマニュアルはありません!
まずは口を開かない、ということを私は知っています(笑)
この様にうまくいったら皆さん、相談していませんので、
根気強く、しかし諦めず、ひとつ参考にして頂けましたらと思います。
小児のお子様の歯科検診もお受けしております。
お家では開けないけど、スタッフさんの対応で開けられた!
など環境と機会を少し変えてあげると、
「口を開けること」
「歯ブラシをいれること」
に抵抗がなくなることもあります。
当院に限らず、お悩みの親御様は歯科受診をおすすめ致します。