酒井歯科診療所です。

7月に入りました!やってきました真夏の陽射し。

患者様とも「いよいよだね~!」という会話になります。

診療室を涼しく保ち、スタッフ一同、元気に診療しております!

今回のお話は

口臭は病気のサイン!?

という内容でお話したいと思います。

 

まず、口臭は

①生理的口臭

②病的口臭

の2種類に大きく分けられます。

 

①生理的口臭とは、起床時や空腹時、ストレスを感じた時など、一時的に発生する口臭です。

唾液の分泌が減ったり、口腔内が乾燥したりして起こり、基本的なケアや時間の経過で軽減や解消されることが多いです。

 

②病的口臭とは、虫歯や歯周病などの口腔内トラブルをはじめ、胃炎、肝機能障害など、内科的要因でも引き起こされる口臭です。

病気が原因の場合、適切な治療を行って、でなければ改善しないことが多いです。

 

ここで、口臭の主な種類と特徴についてお話します。

疾患名 臭いの特徴 説明
歯周病 腐敗臭・膿のようなにおい  

歯周ボケットに溜まった細菌や膿が原因で強い悪臭を放つ

 

虫歯 甘酸っぱいにおい  

歯の内部で腐敗が進んでいることがあり、独特の刺激臭がある

口内炎 金属っぽい、酸味のあるにおい  

傷口の炎症が強くなると、血や膿のにおいが混ざることがある

 

舌苔の蓄積 くさいタオルのようなにおい  

舌に細菌や汚れがたまり、発酵臭に似た不快なにおい

 

副鼻腔炎(蓄膿症) 鼻水の腐敗臭、膿臭  

鼻と喉がつながっているため、鼻腔内の膿が口臭として出やすくなる

 

逆流性食道炎 酸っぱいにおい、胃酸のようなにおい  

胃酸の逆流が口まで上がってくることで、酸味と刺激があるにおいがする

 

肝機能障害 甘ったるいアンモニア臭  

体内で解毒出来なかったアンモニアが血液に乗り、肺から排出される

 

腎機能低下 魚の腐ったようなにおい、アンモニア臭  

 

老廃物が体外に出せず、代謝異常によって強いにおいが出ることがある

 

 

以上の様なにおいが特徴となりますので、ご参考にして頂ければ、と思います。

口臭の9割以上は、歯科の可能性ともいわれています。

 

・口臭が2週間以上続いている

・ケアしても改善しない

・口臭以外に体調不良がある(胃痛、倦怠感、鼻づまりなど)

・他人から「口が臭う」と指摘される

などありましたら、一度歯医者さん、もしくは内科の先生の受診をおすすめします。

 

当院でも、歯周病や虫歯のチェックなど口臭の原因になる検査を実施しています。

 

ご相談、ご予約はお電話で

045-864-1842

受付時間9:00~18:00

 

酒井歯科診療所