酒井歯科診療所です。

先日、東戸塚小学校の歯科検診を担当させて頂きました。

今年で4年目となります。

東戸塚小学校は全校児童が1000人を超え、今後さらに児童数の増加が見込まれております。

小学校1年から6年生まで、沢山のお子様に触れ合うことが出来る機会に、

私たち診療所一同、とても元気をいただいております。

 

今回は、そんな歯科検診の指摘項目の中から

「叢生(そうせい)」

について、お話させて頂きたいと思います

お子様が小学校から持って帰ってきた健康手帳の歯科検診の欄にこの文字が・・・

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

叢生(そうせい)とは乱くい歯、がちゃがちゃ歯、でこぼこ歯とも呼ばれます。

日本人に一番多い不正咬合です。

 

叢生(そうせい)になる原因を大きく3つ紹介します。

 

①先天性的要因

・生まれつきあごが小さく、生え変わりの際に永久歯が生えるスペースが足りなくなる

・生まれつきあごが小さく、遺伝的に歯が大きい場合

生まれつきあごが小さい、さらに歯が遺伝的に大きいとなると、永久歯がキレイに並ぶスペースが確保できない、

歯が大きくてスペースが不足するなど「歯が並ぶスペースが足りないこと」が大きな原因となります。

 

②乳歯から永久歯への生え変わりに問題がある

乳歯が抜けたあとに永久歯がなかなか生えてこないと、すでに生えている永久歯(抜けた乳歯の隣の永久歯)が前側に倒れてくることがあります。

倒れてきてしまうと、永久歯がまっすぐ生えるスペースが足りなくなり、歯が重なったり、ねじれた状態で生えてくる可能性があります。

 

③生まれた後のクセや習慣(指しゃぶりや舌で歯を押すクセ)がある

幼少時の指しゃぶりや、舌のクセは叢生(そうせい)だけでなく出っ歯や受け口の原因にもなります。

特に指しゃぶりは前歯が引っ張られ、舌の前歯が後ろに押されます。

子供の時の指しゃぶり、舌くせは不正咬合を引き起こす大きな原因の一つになります。

 

叢生(そうせい)の治療法

装置を使用する矯正が主になってきますが、治療内容も、金額も院によってさまざまで、高額になる可能性もあります。

矯正専門医が常駐する歯科医院で、一か所医院だけではなく複数個所、

見学や説明を受け、ご本人、お子様でしたら親御様もしっかり納得した上で

の治療をおすすめ致します。

 

 

お子様が、叢生(そうせい)の指摘を受けた、

まだ未就学児だけど、歯並びや口の中のクセが気になる、といった場合は、

一度歯医者さんに受診頂き、診ていただくのもおすすめです。

 

 

当院では、歯並びの状態をチェックし、必要やご希望であれば矯正専門医のご紹介も行っております。

(別医院に紹介のため、当院での通院ではなくなります)

 

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