酒井歯科診療所です。

気が付けば11月も終盤となりました。

一気に冷え込んできました今日のこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

毎朝、寒暖差に立ち向かう先生、スタッフ一同、

元気に診療しております!

 

さて、今回のお題は

「気づいたら、歯ぐきがぶよぶよしてる!!これは何故!?」

でも痛みはあまりないし、たいして気にもならないけど、歯医者さんに行った方が良いのかな??

と悩まれている方、

 

結論から言いますと、原因は様々考えられますので一度受診をおすすめします。

 

以下考えられる5つの原因と対処方法をお伝えします。

①歯周病

歯茎が腫れてぶよぶよしている場合は、歯周病の可能性が高いです。

歯周病とは、歯周病菌によって歯茎が腫れたり、歯を支える歯茎の下にある骨が溶けたりする、

という病気です。

腫れや出血は見られますが、基本的に虫歯の様な痛みはありません。

痛みが出るのは症状が進んだ時で、膿をもつこともあります。

そのまま放置しておくと、徐々に溶けた部分から歯が揺れだし

最悪、抜歯することもあります。

 

対処としましては、歯周病は歯と歯茎の間の溝についた

汚れや歯石に含まれる歯周病菌が原因です。

歯ブラシや、歯間ブラシなどで汚れを落とし、清潔に保つことで、

腫れは徐々に治まってきます。

ただし、歯ブラシなどで除去できない歯石などがついてしまった場合には、

歯科医院用の専門の器具で除去する必要があります。

 

②歯の根や、その周囲が感染している

虫歯によって歯の神経、神経治療した根っこの先で細菌感染を起こしたり、

歯が割れたりしている(ヒビ含む)場合、そこに感染がおこり周囲の歯茎が腫れる場合があります。

痛みは出ることは稀ですが、疲れ、ストレス、季節の変わり目で症状が出ることがあります。

歯茎に、ニキビやおできの様なものが出来る場合もあります。

 

対処は、細菌感染は歯の根の治療が必要です。

感染している部分を除去、消毒を行い根の治療が終わったところで

咬めるように歯の頭の部分を修復します

歯が割れて周囲に感染が起きている場合には抜歯となるケースが多く見られますが、

まずはお薬で炎症を抑えて、その後抜歯を行います。

 

③口内炎

口内炎が歯茎にできた場合にも、腫れることがあります。表面が白くなり、触ると痛みがあるのが特徴です。

基本はそのままにしても、自然と治ります。

 

対処としましては、上記のとおり自然治癒できるケースがほとんどです。

歯医者さんでは、必要に応じて塗り薬やシールの添付、レーザーで回復を早めることが出来ますので、

口内炎がストレスになっている場合は、受診の検討をおすすめします。

 

④親知らずによる歯茎の腫れ

親知らずの生え方によっては、その手前の歯の間に汚れが溜まりやすくなります。

極度の疲労や免疫力が低下したときに、歯みがきで強く磨きすぎた、などで出来た傷が悪化し

腫れる場合もあります。

 

対処としては、腫れている部分の消毒を行い、優しい力加減でしっかり歯をみがきます。

腫れが強い場合は抗生剤を処方しますが、

腫れを繰り返す場合は、原因となっている親知らずの抜歯を検討します。

 

⑤腫瘍

歯茎に腫瘍ができることで、歯茎が腫れたように感じる場合があります。

良性、悪性のものがありますが、痛みを感じることは少ないのが現実です。

 

対処法はご自身で気づくことは中々難しいですが、定期的に歯医者さんでメンテナンスを受けることにより、

変化を早期に発見する確率が上がります。

腫瘍だとしても、断定が難しいものもあるため、専門医への紹介となります。

 

いかがでしたでしょうか?

当院では

・歯周病の検査、治療

・歯の根の治療

・口内炎のレーザー治療

・親知らずの抜歯

等行っております。

「自分の歯茎って今、どうなっているの??」

とご不安や、疑問がございましたら、受診をお待ちしております。

 

酒井歯科診療所

045-864-1842

受付時間9:00~18:00

 

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