スポーツ中の歯の安全管理とは?
こんにちは!酒井歯科診療所です。
本日は夏至です。
梅雨入りしてからも雨が思ったより降らず、夏の様な日差しかと思いきや、
夕方は少し肌寒くなったり、と寒暖差がまだありますね。
これから本格的な梅雨シーズン突入!
気を引き締めてまいりたいと思います。
今回は「スポーツ中の歯の安全」についてお話したいと思います。
※学校管理下で10年間(平成24年度~令和3年度)に発生した体育活動中
(体育の授業、運動部活動、体育的行事等)における事故で、災害共済給付の障害見舞金(第1~14級)を給付した」事例1582例の分析結果
以下、歯の損傷があった競技の内訳(331件)
野球127件
バスケットボール41件
サッカー36件
ソフトボール24件
バレーボール19件
陸上競技10件
柔道7件
テニス6件
ラグビー6件
水泳5件
器械体操等3件
その他44件
計331件
学年別
小学生11件
中学1年生17件
中学2年生31件
中学3年生21件
高校1年生100件
高校2年生95件
高校3年生56件
計331件
原因別外傷発生状況(歯の外傷問わず)
1ボール等に当たる(約600件)
2他者と接触(約300件)
3転落・落下(約200件)
4走る・跳ぶ等(約100件)
5バット等にあたる(約100件)
6施設・設備と接触(約100件)
出典:(独)日本スポーツ振興センター 令和4年度スポーツ庁委託事業
学校における体育活動での事故防止対策推進事業 学校でのスポーツ事故を防ぐために 成果報告書
体力が大人並みになる高校生から一気に歯の損傷が増え、特に球技における発生事例が多いことがわかります。
こういったスポーツをする方に、ひとつの方法として
『マウスガード』を作成し装着することが歯の安全管理に繋がります。
もちろん、学校生活だけでなく、普段から球技や柔道、ラグビーなど激しく接触するスポーツを
行っている皆様にもおすすめ致します。
マウスガードは3種類
①スポーツ用品店などで購入、お湯などで軟化し歯に合わせるカスタムフィットタイプ
②歯科医が診査、かたどりなどに関わらずに、インターネットなどを通じて作成されるタイプ
③歯科医が患者様の口腔内などを考慮して設計し、型取りして制作されるもの
この3種類ですが、やはり1番は③、歯科医のもと、患者様自身の骨格、かみ合わせ等
口腔内に適した設計が出来るマウスガードが最適です。
マウスガードに興味がある、気になる、という方は一度、
歯医者さんへの受診をおすすめ致します。
余談ですが、
「ナイトガード」は夜間の歯ぎしり、食いしばり、顎関節症に用いるもの、
「マウスピース」は矯正用、ホワイトニング用、
名前は似ていますが、用途はそれぞれ異なります。