こんにちは!酒井歯科診療所です。

4月に入り、少しずつ新緑が目に鮮やかに映る季節になってきましたね。

 

今日は

「保険適用の白い歯ってどうなの?」

という内容なのですが

その名も

「CADCAM(キャドカム)」

と申します。

 

早速お値段で言いますと3割負担の場合

CADCAMインレー(虫歯部分だけの小さな詰め物)は

約3000円前後

CADCAM冠(虫歯で失った部分を埋める歯をクラウンといいますが、CADCAMで作った相称です)

約5000円前後

です。

適用になる歯ですが。

CADCAM冠に関しては、1番奥以外に、すべて適用可能です。

(*ただし、1番奥の手前の歯は、一番奥の歯がすべて残っている場合に適用)

インレーの場合は上下、前から4、5,6番目の歯となります。

 

ここからCADAMのメリット、デメリットを挙げていきたいと思います。

デメリット

・銀歯より強度が劣り、壊れやすい

・適合させるために、銀歯の時より天然歯を削る量が多い

・プラークがつきやすい

メリット

・見た目が白いので口を開いたときの見栄えがよい

・保険適用なので、他の白い歯(自費のセラミックやジルコニア等)より安価

 

結構多いし、内容が厳しい・・・

『そこまでなら、同じく保険が効く銀歯の方がいいじゃん!』

という声が聞こえてきそうですが、

銀歯のデメリットを申し上げますと

・見た目

・金属アレルギーの心配

・天然歯や歯茎が銀の溶け出しで黒ずむ可能性

経年で変形、温度変化で、膨張や、収縮したりもします。

メリット

・強度が強い

・CADCAMに比べて、適応が高い

・CADCAMに比べて、もともとの歯を削る量が少ない

 

など、メリットデメリットそれぞれあります。

「銀より白い方が良い!」

「壊れやすいならしっかりした銀歯の方が良い!」

「両方納得いかないから、自費ではどういうのがあるのかしら?」

など、1日3回使う大切な歯ですので、ぜひご検討の材料にして頂けましたら、と思います。

 

CADCAMも銀歯も元々の天然歯を削り、装着します。

小さい虫歯につめたインレーや、クラウンのはざまから

菌が入り込み虫歯や歯周病になることはとても多いです。

 

なので詰めた箇所は丁寧にブラッシングをすることは欠かせません。

また定期的に歯医者さんのケアをすることでそういった二次虫歯歯周病進行を防いでいきます。

もちろん元々の天然歯、今ある歯を大事にする、という意味合いでも

歯医者さんの定期的なクリーニングをおすすめします。

 

酒井歯科診療所