こんにちは!酒井歯科診療所です。

寒暖の差がありますが、体調はいかがでしょうか?

先日、ブログ担当の5歳6か月の娘の歯磨きをしていたところ、

下の前歯の永久歯が!!

しかし、乳歯がそのまま・・・

しかも永久歯もかなり内側に生えてきている・・・

 

これってこれからの歯並び、大丈夫なのかな?

と不安になり、ドクター聞いてみました!

答えは

多くの場合は経過観察でOK!

永久歯が乳歯と重なるようにして生えてくる状態も、比較的よくみられます。

歯の生え変わりにはお子さんごとにさまざまなパターンがあり、乳歯が残っているうちに永久歯が生えてくるのも決して珍しいことではありません。

とのことでした。

多くの場合は経過観察をするうちに乳歯が抜け、内側からの舌に押される力と、外側からの唇に押される力によって、正常な位置に永久歯の前歯が導かれます。

 

乳歯がぐらついていない場合は抜歯も

乳歯が残った状態で、永久歯の前歯が生えてきた場合、大抵は乳歯がぐらぐらしていて抜ける準備が整っています。

しかし、まれではありますが、乳歯がぐらついていない状態で永久歯が重なるように生えてきてしまうケースもみられます。

これは歯茎の中で永久歯の位置がずれてしまい、乳歯の根を溶かすことができなかったため起こったもの。

この場合は、歯医者さんでの抜歯が必要になる可能性があります。

乳歯を抜歯することで、永久歯は自然と正常な位置に移動していくでしょう。

 

乳歯が抜けても移動しない永久歯は歯医者さんに相談

乳歯に重なって内側に生えてきた永久歯は、乳歯が抜け次第徐々に前に出て正しい位置に移動することがほとんどです。

しかし、乳歯が抜けたのに永久歯が前に出てこないというケースが近年増えています。

これは、顎の発育が十分でなく、永久歯のサイズに見合うスペース顎の中に確保できていないため。

顎の成長につれて徐々に永久歯が移動する場合もありますが、歯列矯正が必要となる場合もあるので、気になるなら歯医者さんに相談してみてください。

ぐらつかない、動かないが受診の目安

ほとんどのケースでは経過観察により自然と正常に生え変わる前歯の乳歯と永久歯の重なりですが、永久歯が生えてきたのに乳歯がまったくぐらついていない場合や、乳歯が抜けたのに永久歯が正しい位置に移動しない場合には、歯医者さんの受診をおすすめします。

適切なタイミングで適切な処置を行えば、多くのケースでは正しい歯並びを手に入れることも可能です。まずは定期的にお子さんの前歯の様子を観察し、状況を的確に掴んでおくようにしましょう。

ということで、ブログ担当の娘も経過観察していきたいと思います。

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