ペルパンギーナってどんな症状?!
こんにちは!酒井歯科診療所です。
先週の7月15日に「とつか夏祭り」に参加して参りました!
お祭りメイン通り、
旭町通り商店街には、とにかく
人!人!!人!!!
まったく動けない状態で驚愕しました。
風の噂では4万人ほど参加されたとか・・・
焼きそばに金魚すくいにバナナチョコなど、沢山の出店で賑わい
皆さんが如何にお祭りを待ち望んでいたのか、
肌で感じ、とても楽しく、嬉しい気持ちになり
今年の夏の良い思い出となりました。
8/6には東海道沿いで子供神輿も開催されるようで、
今からそちらも楽しみにしている、お祭り好きなブログ担当です!
さて、
子どもの三大夏風邪として、
「手足口病」
「ヘルパンギーナ」
「咽頭結膜熱(プール熱)」
が有名ですが、
その中で今年特に流行っている
ペルパンギーナについてお話したいと思います。
一般的にはヘルパンギーナは、6月から初夏にかけて流行し、
乳幼児に多く見られるウイルスの感染症です。
国立感染症研究所の報告によれば、
5歳以下の患者さんが全体の90%以上とのこと。
1歳の患者さんが一番多く、続いて2歳、3歳、4歳の順番で患者さんが減っていくようです。
しかし、5歳すぎの子どもや大人もかかる可能性はあるため、保護者も感染予防が大切と言えます。
〔症状〕
発熱が突然はじまり、口の中に口内炎のような小さなブツブツ
(赤い発疹、水泡)ができる点が特徴的です。
医学的には、紅暈(こううん、皮膚が部分的に充血して赤く見えること)
で囲まれた小水疱が出現と表現します。
時々歯医者さんに見せに来る方もいます。
水泡がつぶれると、口の中が痛くて食欲が落ちてしまうこともあります。
潜伏期間として2~4日間経て発症します。
発熱から1~2日経つと喉の奥が赤く腫れ、さらに1~2mm程度の水泡ができ潰れて潰瘍になります。
食事や飲みものを受けつけなくなることから、「脱水症状」を起こすこともあります。
〔治療〕
特効薬はありませんので、自然によくなるまでの間、
症状をやわらげるようにする必要があります。
発熱や口の中の痛みに対して、
解熱鎮痛剤(小児の場合はアセトアミノフェン)を処方します。
症状が重い場合は食事や水分がとれず、脱水になってしまうので、
点滴や入院などの治療が必要になることもあります。
〔予防〕
感染を広げないために密接な接触を避けるようにしましょう。
うがいや手洗いをしっかり行なうなどの感染対策は必須です。
先程も述べたように、ノンエンベロープウイルスにも有効な
酸性アルコール消毒剤で消毒しましょう。
2~4日程度で熱は下がり、その後、口の中のブツブツも消えていきます。
全体で1週間程度たつと治癒します。
〔原因〕
原因の多くが、エンテロウイルスと呼ばれるウイルスです。
咳やくしゃみ、つばによる飛沫感染。
唾液などがついたおもちゃや手指、
水泡の中身や便に排出されたウイルスからの接触感染で発症します。
周囲への感染力が一番強いのは急性期です。
しかし治癒した後も便にウイルスが排泄され続ける可能性があり、
2~4週間は便に感染力があると思ったほうがいいです。
1、2歳という言葉が喋れない年齢での発熱だと、原因を見つけるのは
なかなか難しいと思います。
痛がっている、口の中に手を入れようとする、など仕草があった場合は喉を確認すると
ペルパンギーナは水泡が出来ていてわかりやすいかと思います。
是非、ご参考にしていただけましたら、と思います。