こんにちは!酒井歯科診療所です。

6月に入りましね。

先日の大雨、戸塚図書館近くを車で通ったところ、いつもは穏やかな柏尾川が一変。

階段を下りた川沿いの歩道まで増水してしまっていて、驚愕しました。

大地には恵みの雨ではありますが、自然の脅威を感じました。

台風の備えを一度、見直したくなり

【台風に備える】身を守るために、準備しておきたい10のこと | ハフポスト NEWS (huffingtonpost.jp)

ご参考までに。

 

今回ですが、学校歯科検診に記載する内容、第3弾としまして

叢生(そうせい)

についてのお話です。意味は

隣接している歯同士が被ってしまったり、

歯の並びが歪んで歯列に入らずに列から出てしまった、不正な歯並びのことを言います。

ちなみに八重歯も叢生に含まれます。

 

叢生の原因

乳歯から永久歯への生え変わり

乳歯のときに外的要因などで、通常のペース以上に早く歯が無くなると、

永久歯がいつまでも生えてこないケースがあります。

永久歯が生えてこない間、歯に大きなスペースが発生する状態になります。

そして、歯が新たに生えてこない場合、既存の歯がスペースを埋めようと移動します。

その場合、後から生えた永久歯と被ってしまい、叢生に発展しまうことがあるのです。

アゴの未発達

顎が完全に成長していないと、歯自体が通常のサイズより大きくなるケースがあり、

叢生の要因の一つになります。

アゴの骨格が完全に成長していないと、歯が生える空間が狭くなってしまいます。

その際、歯が互いに接触する形になり、叢生に発展しまうのです。

 

叢生の予防方法

咀嚼の回数を増やそう!

叢生の一番の要因はアゴの成長が不足して歯の生えるスペースが小さくなることです。

まり、乳歯の段階でアゴの骨が大きく成長することで叢生は予防できるケースが多いと言えます。

なぜ、アゴの骨が成長しないかと言うと、食べ物をよく噛んで飲み込まないからです。

食事の時は一度に30回以上噛むことでアゴの成長へ繋がります。

また、飲み物で流し込むと噛まない要因に繋がるので、

しっかり食べ物を小さくしてから舌を使って飲み込みましょう。

 

 

もし学校歯科歯科検診で叢生(そうせい)(別名:乱くい歯、ガチャ歯)と、

記入があった場合、当院としましては受診は任意として保護者様にお手紙はありません。

 

もし生徒様ご本人、親御様で気になる、という場合はご相談の上

一度、歯科受診をおすすめ致します。

 

酒井歯科診療所