【学校歯科検診】C?CO?反対咬合?どんな意味??
こんにちは!酒井歯科診療所です。
もうすぐ6月、陽射しも夏らしくなってまいりましたね。
当院は5/17㈬より、東戸塚小学校に歯科検診させて頂いております。
5/17は5、6年生、5/24は3,4年生ということで、健診してまいりました。
生徒の皆さん、緊張した面持ちで保健室に入ってくる様子で、
ブログ担当も「自分もそうだったなあ」と思い出しておりました。
本日は、学校から保護者様にお渡しします
「健康手帳」の歯科検診部分
注目して頂きたい記入点について、お話したいと思います。
歯科の記入欄、歯の形の部分に、文字が記載されていると思います。
その文字について、特に多い3つの記入項目について
まずは、C
「歯科治療が必要な進行した虫歯があります」という記載になります。
別途、保護者様にお知らせの紙が通知されますが、こちらはなるべくはやめに
歯科医院の受診をおすすめ致します。
次はCO
「初期虫歯、虫歯になりかけた歯があります」という意味合いです。
こちらは、保護者様に通知はありませんので、「健康手帳」の記載のみ、となります。
もう少し進行するとC(虫歯)、ということになります。
受診は自己判断、となりますので当院としましてはその箇所の
重点的な歯みがき
をおすすめ致します。
ただ、歯科検診は限られた時間での検査となりますので、CO(初期虫歯)と記載でも
実はC(進行した虫歯)だった、ということもあります。
お子様と相談して、受診か、経過観察かをご検討頂けましたら、と思います。
反対咬合(不正咬合)
反対咬合とは
下あごが前にあり、前歯が反対になっている噛み合わせのことです。
こちらも、要治療でない限りは健康手帳のみの記載です。
ただ、親御様におかれましては
「え?!もしかして矯正?!」
と思われる方もいらっしゃるのでは?と思います。
当院は矯正専門医ではなく、また限られた時間での健診ですので
受診は親御様、またはご本人の判断やご希望となります。
小学生のまさに成長途中の段階ですので、
「経過観察」
が妥当なのでは?と控えめながら当院としては考えます。
幼児で矯正を行い、しかし顎の発達により中高生で反対咬合にもどってしまった、
という例も挙げられます。
費用面や、成長期にお口の中に異物を入れることでの日常生活での負担等もあり、
顎が完全に発達を終えた、成人を過ぎてからの矯正をされる方もとても多いです。
本人がコンプレックスを抱えている、気にしている、
そういった場合は受診をお勧めいたしますが、
ひとつの参考にしていただければ、と思います。