酒井歯科診療所です。

暦では立秋となりましたが、毎日茹だる様な暑さですね。

The 夏!を気温と陽気で満喫しております(笑)

でも朝晩にスコールの様な雨が降り、湿気もあり、

不思議な天気だな、と思うブログ担当です。

 

さて、今回は

「歯ぐきのお手入れの重要性とやり方」

についてお話したい、と思います。

 

「歯周病の前段階にあたる歯肉炎なら、適切なセルフケアで元の状態に戻る」

その内容とは

歯磨きの際に歯茎をマッサージすれば血流が良くなり、

必要な栄養や酸素が、歯ぐきに届きます。

それによって原因菌に抵抗する力が強まります!

 

「歯ぐきマッサージのやり方」

①歯と歯ぐきの境目を小刻みに動かす

②歯ぐきの根元から、くるくると弧を描くように動かす

※ポイント※

・柔らかい歯ブラシか、人差し指で行い、力をいれすぎない

・1か所あたり10~15秒程度が目安

・口の奥から前に進めるとやり残しがない

・同じ箇所をやり続けたりすると、かえって歯ぐきを痛めるので注意する

 

歯周病は、年齢が上がるにつれて増えています。

厚生労働省の2016年の調査によると、30歳代で65%、

花王が2021年にまとめた調査では、歯周病を自覚していたのは30歳代で19%にとどまり、

自覚のないままの進行が浮き彫りになりました。

加齢やストレスなどで歯ぐきの力が衰えると、隙間が広がり

原因菌の侵入に抵抗しにくくなります。

そうすると、歯を支える骨を溶かしてしまうこともあります。

最近の研究では、歯周病が糖尿病を悪化させたり、認知症のリスクを高めたりするなど、

全身に影響することもわかってきました。

 

人差し指一本でできる、歯ぐきのマッサージをぜひ習慣にして、

歯周病予防!!

是非、参考にして頂ければ、と思います。

 

また

歯ブラシをするだけど歯ぐきから出血する、

痛くないけど歯ぐきがグラグラする、

今の自分の歯ぐきや歯周病の状態が知りたい、

など気になる方は一度、歯医者さんへの受診をおすすめします。

 

酒井歯科診療所