妊婦歯科健診てどんなことをするの??
酒井歯科診療所です。
台風が過ぎ去り、一時すずしくなったのも束の間、
また真夏の様な陽射しが戻ってまいりました・・・
院長、スタッフ一同、元気に診療しております!
さて、今回は
「妊婦歯科検診てどんなことをするの??」というお題です。
市町村によって異なりますが、当院のある横浜市内でしたら、住民登録されていれば
妊娠期間中に1回無料で検診を受けることが出来ます。
では、どんなことをするの??
大きくわけて2つの項目になります
①現在の歯の状態の確認
・虫歯の有無の確認
・歯石(プラーク)の有無
・歯茎の状態、腫れや出血が無いか等の確認
②お口に対する健康指導
・妊娠中に口腔内においてきをつけることや、ブラッシング、飲食、間食の取り方について等
なぜ、妊婦歯科検診は必要だと思いますか??
妊娠中はホルモンバランスの変化や、つわりで十分な歯みがきが困難になり虫歯や、
歯茎が腫れる歯肉炎のリスクが高まります。
おなかの中の赤ちゃんにダイレクトに栄養がいく、お母さんのお口の健康は非常に重要です。
お口の中には億単位の菌が存在するといわれ、重度の歯周病がある妊婦さんの場合、
早産、低体重児出産のリスクが高まります。
生まれてくる大切な赤ちゃんへのリスクを軽減するために、歯医者さんで
お口の状態を確認し、必要に応じたケアや治療をしておく必要があります。
妊娠中であれば、いつでも受けられますが、妊娠中期(12~27週頃)、
5か月~8か月の安定期ですと、つわりも落ち着いて、受診しやすいかと思います。
受診の流れ
①妊婦歯科検診の予約
「妊婦歯科検診実施医療機関」に指定されている歯科医院で、予約を行います。
当院は、妊婦歯科検診実施医療機関ですので、予約可能です。
045-864-1842
(受付時間9:00~18:00)
こちらに各区ごとの対象歯科医院が記載されていますので、ご参考になさって下さい。
持ち物は??
・母子手帳
・妊婦歯科健康診査の受診券
・保険証
②妊婦歯科検診受診券に必要事項を記入
③妊婦歯科検診を受診
健診の結果、歯科治療(虫歯、歯周病等)が必要な場合は、ご体調等相談しながら、
治療を進めていきます。
とくに問題がない場合は、健康指導を受けて検診は終了です。
妊娠期間中は、つわりやホルモンバランスの変化で免疫力の低下で、
お口の中が普段以上に出血しやすかったり、腫れやすかったりと、変化が起こりやすい箇所になります。
授かった大切な命のために、また今後のお母さん自身の健康のためにも
是非、妊婦歯科検診をご受診下さいね。