酒井歯科診療所です。

朝起きたら、寒い!

昨日までの炎天下が嘘のように涼しくなりました。

いよいよ秋に突入でしょうか。

この過ごしやすい陽気のまま、10月、11月へ!と期待しているスタッフ一同です(笑)

 

さて、今回のお題は

「インプラントって何歳までできるの??年齢制限はある??」

ということで、結論から申し上げますと、

基本的にはインプラント治療には年齢制限はありません。

高齢者でもできますか??という質問も多くありますが、

当院の例ですと、先月77歳の患者様のインプラント治療が終了しました。

 

ただ、年齢制限はございませんが、条件が重要です。

その条件をご紹介させて頂きます。

1顎骨(あごの骨の健康状態)

2全身の健康状態

3薬剤の影響

4手術の耐性

 

以下各条件の説明となります。

 

1顎骨(顎の骨)の健康状態

インプラントを支えるためには、顎の骨に十分な量と質が必要になります。

高齢になると骨密度の低下しやすく、インプラントご希望されてもすぐに手術が出来ない場合があります。

顎の骨の量が不足している場合は、骨移植や骨造成の処置が必要になることがあります。

当院では事前にCT撮影や、模型分析等を行い、患者様にあった治療計画を立ててご説明させて頂きます。

 

2全身の健康状態

高齢の方の場合、糖尿病や心疾患、骨粗鬆症などの全身疾患を抱えていらっしゃるケースが多いです。

インプラントの治癒速度に影響を与える可能性もあり、

特に糖尿病のコントロールがが不十分な場合、治療後の感染リスクが高まるため、

インプラント埋入には慎重な判断となります。

 

3薬剤の影響

高齢の方の多くの場合は、複数のお薬を服用しています。

インプラント治療にリスクがあるお薬は、必要に応じて医師と相談になります。

 

4手術の耐性

インプラントは外科手術となるため、高齢者にとっては身体的な負担が大きい場合があります。

当院は局所麻酔のみになるため、患者様の全身的な健康状態や手術に対する耐性を評価させて頂きます。

 

以上の条件を踏まえて

全身疾患や麻酔によるアレルギーや呼吸器の疾患が無い方でしたら、

どなたでもインプラント治療は受けられます。

ただしヘビースモーカーの方は骨とインプラント体が結合しにくく、傷も治りにくいため

治療期間中は禁煙して頂く必要があります。

 

逆に顎の骨が成長中のお子さんはインプラントは避けた方が良いといえますが、

18才以上であれば、何歳でも治療は受けられます。

実は私、ブログ担当も20代でインプラントを埋入した経験があります。

もちろん、一生モノではなくインプラントの周りの歯茎のケア等は必要になりますが、

すでに15年以上は維持することが出来ています。

 

インプラントの最大の特徴は「よく噛める」ということだと、私自身も実感しています。

30代の私でも「硬いものを噛めること」は食の幅が広がりますし、ありがたいこと、と思います。

ご高齢の方でも、そうでない方でもインプラントは年齢に関係なく

顎の骨の状態

が一番重要となります。

 

「今の自分の顎の状態ってどうなの??」

と思われましたら、当院では

CT撮影、患者様の歯の状態の模型を作製分析を行い、

インプラントが埋入可能か、否か

可能な場合の治療のスケジュールまでご案内しております。

 

ご興味がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

045-864-1842

(受付時間9:00~18:00)

酒井歯科診療所