乳歯がなかなか抜けない!どうして??
こんにちは!酒井歯科診療所です。
いよいよ11月に入りましたね。
「朝晩はぐっと冷え込むけど、日中は湿気があって梅雨みたいね」
という会話を患者様としました。
スタッフ一同、元気にお迎えできるよう、体調管理に気を引き締めております。
本日のお題ですが、質問の多い乳歯の疑問4選をご紹介します。
①「乳歯がグラグラしているけど、なかなか抜けない!どうすれば・・・」
という内容です。
結論から申し上げますと
3か月ほど様子見をして抜けない場合、グラグラしている歯が食事や歯みがきの時に痛い場合は、
一度、歯医者さんの受診をおすすめします。
グラグラしているということは、乳歯の真下から永久歯が出てきており、
きちんと乳歯の根っこが吸収され、永久歯が出てこようとしている状況です。
②「乳歯が生えたままなのに、永久歯が生えてきた!」
という場合は、永久歯が見えてくるとともに、乳歯がグラグラしているなら、
自然に抜ける場合がありますので、しばらく様子見してみましょう。
「永久歯が生えてきているのに、乳歯がまったくグラグラしていない場合」
永久歯の生える位置が悪く、乳歯の根っこがきちんと吸収されていない可能性があります。
その他、痛みがあったり、乳歯と永久歯の間に食べ物が頻繁に挟まる様でしたら、
早めに歯医者さんにご相談下さい。
③「乳歯が抜けたけど、永久歯がなかなか生えてこない・・・」
基本的にはしばらく経過観察となります。
もし、半年経っても、永久歯が生えてこない場合は歯医者さんに相談しましょう。
生える方向や位置がおかしく、顎の骨の中でひっかかって出てこない、
あるいは遺伝的・先天的にその部分に永久歯が無いという可能性もあるため、
レントゲンで確認する必要があります。
④「生えてきた永久歯がギザギザしている!」
新しく生えてきた前歯の永久歯は、形態の異常ではなく、元々の自然な歯の形になります。
上下の永久歯が生え、日々の食事、会話で歯の先端同士がぶつかり合うことで、丸みをおびてくるのです。
ある程度の期間が経っても前歯がギザギザしている、大人になってもギザギザのままという場合は、
前歯できちんと噛んでおらず、噛み合わせが悪いことが考えられます。
もしお気になる様でしたら、歯医者さんへの受診をおすすめ致します。
乳歯の生え変わりは個人差があり、他のお友達と比べて不安になったりすることもあると思います。
しかし成長と同じで、その子のスピードがあるので気長に見守ってあげて頂きたいと思います。
もしご心配やご不安がある場合、お口の中の状態を確認したり、
レントゲン写真を撮って診断させて頂きますので。ぜひ一度お問合せ下さい。
酒井歯科診療所
045-864-1842