歯を失ったまま放置するとどうなる?後悔しないためのインプラント治療という選択肢
こんにちは!戸塚の歯医者、酒井歯科診療所、院長の酒井穣です。
「抜歯したけどそのままにしている」「奥歯が1本ないだけだから大丈夫」ー。
このように“欠損“を放置してしまう方は意外と多く見られます。
しかし、歯を失ったまま生活を続けることは、見た目・噛み合わせ・健康・老化など、想像以上のリスクを伴います。
今回は、欠損を放置する危険性と、後悔しないための治療法として注目されるインプラントについて詳しくお伝えします。
▪️歯を失ったまま放置すると何が起きるのか
歯が1本なくなるだけで、口の中では様々な問題が起こり始めます。
特に「奥歯が1本だけだから」「痛くないから」と放置される方は多いですが、これは非常に危険です。
① 噛み合わせが崩れ、歯並び全体がズレる
失った歯のスペースに、隣の歯や噛み合う歯が倒れたり伸びたりしてきます。
その結果、全体の噛み合わせが崩れ、頭痛・肩こり・顎関節症を引き起こすことがあります。
② 食べにくさが増し、消化器への負担が増える
噛む力が弱まると、食べ物がよく噛めず、胃腸に負担がかかります。
③ 見た目の変化(老け顔)につながる
奥歯がないと頬がこけ、口周りのシワが深くなり、実年齢より老けて見える原因に。
④顎の骨がどんどん痩せていく
歯がない部分の骨は、半年〜1年で明確に吸収(痩せ)してきます。
骨が痩せると、将来的に入れ歯が安定しにくい、インプラントが難しくなるなどの問題が生じます。
欠損を放置すると、虫歯や歯周病のリスクが増し、残っている歯の寿命まで短くなってしまいます。
放置せず、早めに予防歯科と組み合わせた適切な治療を行うことが望ましいです。
▪️欠損が全身や老化に与える影響
最近の研究では、「噛める歯の数」と「健康寿命」には深い関係があることがわかっています。
歯を失い、噛む力が低下すると、脳への刺激も減り、老化が進みやすくなるという報告もあります。
・認知症リスクの上昇
・転倒リスクの増加(咀嚼と体幹の関係)
・偏った食事による栄養不足
・滑舌や発音の悪化
歯を失うことは単なる「口の中の問題」ではなく、全身の健康や生活の質に大きく影響します。そのため、欠損治療は「健康への投資」と言っても過言ではないのです。
▪️欠損治療の選択肢(ブリッジ・入れ歯・インプラント)
欠損治療には大きく分けて3つの方法があります。
それぞれメリットとデメリットがあるため、正しい情報を知った上で選択することが大切です。
① ブリッジ
隣の歯を削ってつなぐ治療
・比較的短期間で治療できる
・見た目も自然に仕上がりやすい
しかし、健康な歯を削る必要があり、長期的には負担が大きくなる場合があります。また、欠損部のダミーの歯の周囲は、プラークコントロールの維持において、より注意が必要です。歯ブラシと併用して、歯間ブラシを補助的清掃用具としてお使いいただくことを推奨しています。
② 入れ歯
・ほとんどの症例に対応可能
・費用が比較的安価
しかし、噛み心地が自然歯とは異なり、外れやすさや痛みが出ることもあります。
咀嚼能率は自然歯の25%くらいといわれています。
入れ歯の種類・設計・サイズ感によっては、違和感・異物感・舌感不良や発音障害を感じることがあります。
また、入れ歯を安定させるための金具がかかる歯に負担がかかるのと、その歯と入れ歯のキワの部分のプラークコントロールに注意が必要です。歯ブラシの当て方の確認が大切となります。
③ インプラント
顎骨に人工歯根を埋め込み、上部に歯を被せる治療
・噛む力が自然歯に最も近い
・隣の歯を削らず周囲の歯への負担が少ない
・骨が痩せにくく、長期的に安定
丈夫で長持ち、美しさ・機能性に優れた治療法です。
インプラントも、お口の中のケアを怠ると、歯周病になってしまいますが、歯と歯の間のコンタクトがあるため、歯ブラシやデンタルフロスで概ねケアが可能です。
プラークコントロールは標準通りで、ケアはしやすいと考えます。
*当院では、症例によっては、インプラント治療とブリッジ・義歯を組み合わせるなど総合的な提案が可能です。
▪️なぜ、インプラントが支持されるのか
インプラントは、欠損治療の中で「最も自然に噛める」治療法です。
特に、以下のような理由から、インプラントを選ぶ方が増えています。
・噛む力が圧倒的に強い
インプラントは顎の骨に固定されるため、食事の制限がほとんどありません。
・見た目が自然でわかりにくい
審美性が高く、どの角度から見ても自然な歯に近い仕上がり
・周囲の歯を守れる
ブリッジのように隣の健康な歯を削らなくて済みます
義歯のように、金具がかかることもなく(種類によっては歯茎で支えることで、 歯への負担を低くしたものもあります)、他の歯への負担が少ないです
・骨が痩せにくい
インプラントが人工歯根の役割を果たし、骨の吸収を防ぎます
・長期的に安定して使える
適切なメンテナンスで10年以上使えるケースも多く、費用対効果が高い治療法です
・舌感、発音不良、違和感、異物感少なく、快適にご使用いただける
お食事以外にも、日常生活でのストレスが少ない
インプラントは「高い治療」という印象がありますが、長期的に残った歯を守るという意味では、非常に価値の高い選択肢です。
また、食べるという行為はもちろんのこと、全身の健康への寄与、ストレスフリー、生活の質、QOL(quality of life)、またオーラルフレイルの中長期的な予防という観点からも、ご検討いただく価値はあるかと考えます。
▪️当院のインプラント治療の強み
酒井歯科診療所では、インプラント治療において以下の点を重視しています。
・レントゲン写真、口腔内写真、CT画像、模型分析を踏まえたプロトコル(個別治療計画)による、徹底したカウンセリング
・必要に応じたガイドの作製
・予防歯科と連携したメンテナンス体制
・噛み合わせを考慮した包括的治療
・必要に応じて虫歯治療・歯周病治療を併用
・矯正専門医との連携
*欠損が複数ある場合や骨が薄い場合でも、他治療との組み合わせや骨造成(サイナス・ソケットリフト)、骨拡大(リッジエキスパンジョン)、顎骨以外での支持(ザイゴマ)等で対応できるケースも多くあります。
▪️まとめ
歯を失ったまま放置すると、噛み合わせ・見た目・健康など、様々なトラブルが起こります。
しかし、適切な欠損治療を行うことで、機能性・美しさを取り戻し、生活の質も大きく向上します。
歯を失ってしまった欠損治療において、疑問や不安、不明な点がある方は、ぜひ当院にご相談ください。
あなたに合った最適な治療プランをご提案させていただきます。

